中秋の名月とは、陰暦8月15日の「十五夜」をあらわします。また、今年の「十五夜」は暦によると、9月13日となります。一年で最も美しい月が見える日と言われているため、月見をする風習が始まりました。
また、中秋の名月には秋に収穫された野菜、果物をお供えする風習があります。ただ、お供えするはいいものの、普段購入しない野菜、果物を手にして「どうやってこの食材を調理しよう?」と悩む人も少なくありません。そこで今回の記事では、中秋の名月に食べるおすすめの料理をご紹介します。
中秋の名月には、なぜお供えをするの?
秋は、いろんな食べ物を収穫する時期です。また、月の満ち欠けを基準として作られた暦は、はるか昔からずっと農耕に役立ってきました。そのため、農耕に役立ってきた月に感謝する気持ちを込めて、収穫された作物をお供えするようになりました。
中秋の名月のおすすめの食べ物とは?
中秋の名月のお供え物として有名なのは「お月見団子」ですが、わざわざお団子を買いにいかなくとも、日常的に食べている果物、野菜で大丈夫です。
たとえば、里芋、栗、柿、ぶどう、かぼちゃ、大根などこの時期に収穫される季節の野菜、果物をお供えしましょう。とくに、ぶどうなどのツルものは、神様との繋がりを強くすると言われています。他にも、枝豆、栗を供えることがあります。
秋に収穫された食材を使った料理とは?
編集長、もうすぐ中秋の名月なので、今年は里芋や大根をお供えしようかなと思うのですが……。実は、今まで里芋って調理したことがないんですよね。おすすめのレシピとかあれば教えていただけると助かります。
里芋なら、お供えした後に煮物にしたらいいんじゃない?皮をむいて、大根や豚肉と一緒にあわせれば簡単に煮物ができるはずだよ。
煮物もいいですよね。ただ、結構時間がかかるじゃないですか、煮物って。すぐにパパっと調理できると助かるのですが。
じゃあ「ルクエ」とか使ってみては?電子レンジでチンすれば、簡単に調理できるよ。
なるほど。ルクエで調理するのもいいですね!ただ、家にルクエがないんです……。
じゃあ、ルクエの代わりに耐熱容器に入れてみるといいよ。ルクエほどではないけど、同じように蒸し料理が簡単に作ることができるから。
十五夜のお供え物には、里芋、栗、大根、豆、柿、かぼちゃ、ぶどうなどが有名ですが、調理に時間がかかるものだと面倒と感じる人も少なくないことでしょう。そこで、次にお供え物を使った時短レシピをご紹介します。
ルクエで簡単!焼き里芋
(材料)
- 里芋…300g
- ごま油…少々
- 醤油…大さじ1
まず、里芋をたわしなどでゴシゴシ洗いながら泥を落とします。その後、ルクエのスチーマーに水を大さじ1入れて、電子レンジ700Wで4分ほど加熱します。その後、5分ほど放置して蒸らせば皮がするりと剥けます。(ルクエがなければ、耐熱容器に入れてラップして長めに電子レンジで温めて下さい)
皮が剥けたら、フライパンにごま油を入れて中火でこんがり焦げ目がつくまで炒め、その後醤油を入れて炒めれば完成です。
炊飯器で簡単!栗かぼちゃのレンジ煮
(材料)
- 栗かぼちゃ…1/4
- 水…大さじ3
- パルスイート…大さじ1/2
- 醤油…少々
栗かぼちゃを食べやすい大きさにカットし、耐熱容器に水とパルスイート、醤油を入れます。耐熱容器にラップをして、レンジで4分加熱します。その後一度容器をレンジから出し、上下を返したら再びラップをかけなおしてさらに3分加熱します。
秋もポカポカ!大根とショウガのスープ
(材料)
- 大根…1/2
- 豚肉…100g
- ショウガ…少々
- にんにく…少々
- 鶏ガラスープ…小さじ1
- 醤油…小さじ1
- 白だし…大さじ1
まず、水に大根、ショウガ、ニンニク、鶏ガラスープ、醤油、白だしを入れて煮込みます。その後、大根に火が通ったら豚肉を入れます。豚肉に火が通ったら完成です。簡単に作れるだけでなく、秋の寒い時期にも体がポカポカ温まるため健康にもオススメです。
まとめ
十五夜といえばお月見団子ですが、ダイエット、糖質制限している方、砂糖を控えている方にはお団子は厳しいところですよね。その場合は、里芋や大根など秋に収穫できる食べ物を代わりにお供えしても大丈夫です。お供えした食べ物は、あとでおいしく調理してみんなで食べるようにしましょう。
みなさんも、十五夜に上記で紹介したレシピなどを使って、美味しい秋の味覚を楽しんで下さいね。
久美子
最新記事 by 久美子 (全て見る)
- せっかくの大型連休なのに外出自粛で子供がイライラ?喜んでくれるお菓子は? - 2020年4月26日
- 帰省の手土産:喜ばれる手土産ランキング(三重帰省編) - 2020年4月25日
- 50代母に贈る本当に喜ばれる母の日プレゼントは?(和菓子編) - 2020年4月16日