九条ねぎといえば、京都伝統野菜として知られます。こと九条ねぎによると、九条ねぎははるか昔から京都の地で育てられてきました。その歴史は1,300年にもおよびます。
日本には数多くの海老せんべいメーカーがありますが、九条ねぎを使ったせんべいを製造しているところは多いです。
そこで今回は、京都九条ねぎの海老せんべいについてご紹介。おすすめのメーカーや価格帯、口コミなどをまとめました。
【京の伝統野菜】九条ねぎとは?
九条ねぎは、京の伝統野菜に指定されています。京都情報館によると、京の伝統野菜の定義は以下のとおりです。
★京の伝統野菜の定義(昭和63年3月京都府農林水産部)
https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000029058.html
(1)明治以前に導入されたもの
(2)京都府内全域が対象
(3)たけのこを含む
(4)キノコ,シダを除く
(5)栽培または保存されているもの及び絶滅した品種を含む。
つまり、明治時代より以前に京都市内で栽培されていた野菜(たけのこをふくむ)で、一定基準を満たしたものが京の伝統野菜に選ばれます。そのうちのひとつが九条ねぎです。
ほかにも辛味だいこんや青味だいこん、聖護院かぶ、壬生菜などが指定されています。
【甘くてやわらかい】九条ねぎの特徴
古くからの歴史をほこる九条ねぎは、他のねぎとどのようなところが違うのでしょうか。九条ねぎならではの特徴をまとめました。
特徴⑴他のねぎにくらべ背がのびる!
九条ねぎは栽培期間が長いため、他のねぎにくらべ背がのびます。最低でも80cm以上になるのがひとつの特徴です。また葉も分厚くなり、食べごたえは満点。
特徴⑵季節によって形や味を変える!
シーズンによって形や味を変えるのも、九条ねぎの特徴です。春は葉っぱ、味ともにやわらかい印象ですが、夏から秋にかけてとれる九条ねぎはひと味ちがいます。何と言っても、ねぎ特有のピリッとした辛味が楽しめるため「ねぎは辛さを感じられるほうがいい」と思う人にはうってつけです。
特徴⑶細ねぎと太ねぎがある!
九条ねぎには「細ねぎ」と「太ねぎ」の2種類が存在します。現在は前者のタイプが市場に出まわっていることが多く、薬味やねぎ焼きなどに使用されるのが一般的です。
一方で後者は、栽培期間が1年以上かかるうえに、収穫量が少ないことから生産量は減っています。しかし味はよく、葉の中に入っているトロッとしたゼリー状の「あん」がたまりません。すき焼きや煮炊きなどに使われます。
九条ねぎ海老せんべいを買うなら、このメーカー!
こちらでは、おいしい九条ねぎ海老せんべいを製造・販売しているメーカー「本家桂長」をご紹介。商品の特徴や値段、入り数などをまとめましたので、購入の際にご参照ください。
九条ねぎ京えびせんべい処 本家桂長について
本家桂長は、京都府や大阪府にお店をかまえるせんべい屋です。ときおり関東地方や他県の百貨店やスーパーなどでも、催事をおこなうことがあります。
本家桂長の看板商品「九条ねぎ京えびせんべい」が誕生したのは、江戸時代初期にまでさかのぼります。
京都のちょうど中心部に位置する錦市場には、八百屋さんがありました。そこで働く店主は「他店で売っている商品とは、ひと味違うものを作ろう」と、めずらしい野菜を販売したり配達していたといいます。
一方で、但馬国から京都にやってきた番頭の桂長は、自分の故郷でよくとれる海老と、京都野菜の九条ねぎとをかけあわせてせんべいを作ろうと思いつきました。それが九条ねぎ京えびせんべいのルーツです。(参考:http://honke-yoshinaga.jp/index.html#)
当商品のおすすめポイント
ポイント⑴1日に1万枚も売れている大ヒット商品
本家桂長の公式通販によると九条ねぎ京えびせんべいは、1日1.7万枚も売れているのだそう!それだけたくさんの人に愛されている大ヒット商品なのですね。
ポイント⑵モンドセレクションに7年連続入賞
モンドセレクションとは、1961年に設立されたベルギー・ブリュッセルに本部を置く国際的品評機関。「食のオリンピック」に例えられる。
http://ksfg-online.jp/view/item/000000000172?category_page_id=ct14
つまり、本商品は世界にみとめられたせんべいです。しかも1度きりではなく、2014年から2020年にかけて連続でモンドセレクション金賞を受賞しています。
ポイント⑶11日間熟成された味わい深いせんべい
本家桂長の九条ねぎ京えびせんべいは、原料のお米をつくったり、えびをペースト状にしたり、最終的に焼きあげたりなどの工程をトータルで11日間もかけています。公式によると、じっくりと熟成されているからこそ、せんべいの味に深みが出るのだとか。
手間ひまかけて製造!本家桂長のこだわり
安心安全な農法で栽培されたお米を使用
本家桂長は、自家農園を所有しています。肥料は乾燥させた「えび殼」と発酵させた「竹の粉」を、沖縄県産の泡盛からとれるもろみ酢でミックスさせたものです。そうして完成した天然の肥料をもちいて、米作りにはげんでいます。
手間ひまかけて育てられたお米は、一粒ひと粒を無駄にすることなく海老せんべいの原料として使用。
主原料の鷹爪えびをペースト状にする
海老せんべいの主原料となる鷹爪えびは、甘みがたっぷりとつまっているのが特徴です。その鷹爪えびを、機械をもちいて理想の桜色になるまでかき混ぜます。えび本来の風味と色あいを引き出すために、多くの時間を費やした上で製造しているのです。
九条ねぎの秘密は”ぬめり”にかくされている
他のねぎにくらべ、九条ねぎには独特のぬめりがあります。この”ぬめり”こそがおいしさの秘密で、よい香りと甘さが凝縮されているのです。
九条ねぎのシーズンは1月から2月の寒い時期で、他の時期よりも九条ねぎのぬめりがあり、甘みを感じられます。
【商品情報】
価格:¥907
価格:¥1,555
【原材料】えび、澱粉、小麦粉、九条ねぎ、調味料(アミノ酸等)、砂糖、食塩、米粉
http://ksfg-online.jp/view/item/000000000134
実店舗限定の商品もある!
本家桂長は、オンラインショップのほか京都駅や近鉄百貨店などで実店舗を展開しています。そこで販売されているのが、新作の九条ねぎ京えびあられです。
お米の風味をそのまま引きだすため、もち米を粉末状にせず粒の状態で蒸しあげる製法を採用(丸粒蒸し)。また、生地を天日干しで3日前後乾燥させて熟成させているのだそう!
くどくない白醤油の甘みと、九条ねぎのふくよかな味わいが魅力のあられです。京都府や大阪府の近くにお住まいの人は、ぜひお買い求めください!
実際に九条ねぎ海老せんべいを食べた人の口コミ集!
ここでは実際に、九条ねぎ京えびせんべいを食べた人の口コミをピックアップしました。
サクサクと軽い食感ながら、濃厚なえびの風味たっぷり。
https://omiyadata.com/jp/souvenir/kujonegi-kyoebisenbei/
塩気もほどよく、とても上品な味わいでした。
えびとねぎの風味がしっかりして、しみじみおいしいと思えるお煎餅なんです。
https://www.syokuraku-web.com/gift/21577/3/
ごらんのとおり”ねぎは辛くてせんべいとは合わない”という先入観を払拭するような、よいレビューが多いですね。
日本のみならず海外の審査員にも評価されている、九条ねぎ京えびせんべい。筆者も食べたくなりました!
まとめ:京都九条ねぎの海老せんべいって実際どう?評判や口コミは?
以上、九条ねぎの海老せんべい特集でした。冒頭でもお話ししましたが、九条ねぎは1,300年もの歴史をほこる野菜なのですね。
また、九条ねぎを使った海老せんべいを製造している本家桂長さんの商品もご紹介しました。まごころこめてつくられた九条ねぎ京えびせんべいですから、きっとおいしいに違いありません。まだ食べたことのない人はぜひお手にとってみてくださいね。
出典:
http://honke-yoshinaga.jp/index.html#01
https://www.syokuraku-web.com/gift/21577/3/
https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000029058.html
https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000054676.html
神埼寧
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