煎餅(せんべい、以下ひらがな表記)やおかき、あられは、昔から非常に人気の高いものです。
価格帯もさまざまで、賞味期限も長く、お米の味わいがしっかり感じられるものということもあり、詰め合わせのセットがギフトの定番として長く選ばれてきました。
現在は国産の材料にこだわったものや、昔とは異なる「今様せんべい」ともいうべき味のせんべいも出てきていて、その選択肢は非常に豊かです。
ここでは、種類豊富なせんべいの世界を紹介しつつ、おすすめのせんべいを紹介していきます。
種類豊富なせんべいの世界
せんべいの世界は非常に広く、「どのようなカテゴリーで分けるか」によって分け方も異なります。
製法で選ぶ
せんべいには、「焼きせんべい」と呼ばれるものと、「揚げせんべい」と呼ばれるものがあります。
焼きせんべいとは文字通りに焼いて仕上げたもの、「揚げせんべい」とは揚げて作ったものです。
なお焼きせんべいはさらに、「硬いもの」「柔らかいもの」「ぬれせんべい」に分けられます。
薄さや食感で選ぶ
せんべいは、薄さや食感で分けることもできます。
軽い食感が人気の「薄焼きせんべい」、しっかりとした存在感を味わえる「厚焼きせんべい」、また焼いた直後の生地をしょうゆにつけて作る独特の食感の「ぬれせんべい」などがあります。
味で選ぶ
せんべいは「味」で分けることもできます。
せんべいの定番といえばやはり味噌や醤油ですが、現在はチーズを使ったものやフルーツを使ったもの、果物を使ったものなどが売られています。
当然、同じ「薄焼きせんべい」などに分類されるものであっても、味付けが違えばその風味も大きく変わってきます。
通販で失敗しないせんべいの選び方
現在はせんべいを取り扱うお店の多くで、「通販」を行っています。
そのため、遠方に住む人に対して贈り物としてせんべいを選んだり、遠いところにあるお店の気になるせんべいを自宅に取り寄せたりすることも容易になりました。
通販で失敗したくないという場合、まずは小袋から試すとよいでしょう。
せんべい屋の多くは、「ダース買いにすれば、小袋で買うよりもお得。配送料も無料にする」としていますが、初めてのお店の場合は少量からチャレンジする方がよいでしょう。
特に「贈り物として使いたい」という場合は、贈る前に、一度自分で食べてみることをおすすめします。
「小袋でほしいが、小袋1つだけを買うと、商品よりも送料の方が高くなってしまう……」という場合は、さまざまな種類の味のせんべいが入った詰め合わせセットなどから試してみるとよいでしょう。
このような詰め合わせセットは、そのお店の自慢の味(あるいは売り出したい味)のせんべいが厳選されて入っていることが多く、外れを引きにくいというメリットがあります。
また、詰め合わせということで、お得な価格に設定されていることが多いといえます。
せんべいのおすすめの味と食材、人気商品を紹介
最後に、せんべいのおすすすめの味と食材、人気商品について解説していきます。
海鮮系
海老やタコ、イカなどを使ったせんべいです。
海の旨味が凝縮されたせんべいであり、おやつはもちろん、お酒のお供にも最適なものです。
また、高級感があるうえ、満足感も高いのが大きな魅力です。
老若男女ともに受け入れられるうえ、慶事の際のプレゼントとしても使いやすいせんべいです。
素材の旨味を殺さない塩味がよく採用されていますが、醤油や味噌と掛け合わせることもあります。
えびせん家族の海鮮系のおすすめせんべい▶https://www.ebisen.com/i/d-107
野菜系せんべい
たまねぎやごぼう、にんじんなどを生地にねりこんで作ったせんべいです。
えびや魚肉などほかの素材が入ることもありますが、メインはあくまで野菜であり、一般的なせんべいに比べると爽やかな味わいになるのが特徴です。
味は、塩をメインとしてそこに少し砂糖を加えるかたちが一般的ですが、チーズなどを隠し味に入れることもあります。
えびせん家族の野菜系のおすすめせんべい▶https://www.ebisen.com/i/d-113
薬味系せんべい
梅干しやわさび、シソといった、通常ならば薬味に分類されるものを、メインの材料として作られたせんべいです。
その薬味ならではの味わいが強調されていて、「いつもとは違う独特の味」に仕上げられているのが大きな魅力です。
薬味系せんべいは薬味をメインとするため、調味料による味付けは控えめです。
ただ、塩などと組み合わされることはあります。
えびせん家族の海鮮系のおすすめせんべい▶https://www.ebisen.com/i/d-079
変わり種系せんべい
現在は「変わり種のせんべい」として、チョコレートやフルーツ、チーズなどを使ったせんべいも出ています。
「和」のものであったせんべいに、スイーツの考え方や「洋」の考え方をかけあわせたもので、若い人に非常に高い人気を誇っています。
「変わり種の材料」自体が味を持つため、味の主体もそれになりますが、しょうゆや塩と組み合わせることもあります。
鍋谷萌子
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